ピカコー 20㎏

 

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新しく生まれ変わった「NEWピカコー」


製品の特徴

①主成分は紅藻類イギス目ミリン科の食用海藻です。
②海藻の多糖類が有する高い展着性を利用した茎葉散布資材です。
 水をはじく性質のある作物の葉、茎、果実などの表面を包み込むように付着し、含まれる有効成分の残効性を高めて無駄なく吸収させます。
③他の有機肥料との併用が可能です。
 特に、カルシウム欠乏、鉄欠乏、ホウ素欠乏などの欠乏症を起こした作物に対して併用散布は効果的です。
④観葉植物やラン類の茎葉の自然のつやだし、動物の整髪にも効果があります。
⑤「バイミノール」、「BM-Z」の併用が効果的です。
⑥使用による作物への如何なる被害も有りません。
⑦製品の中には有害な化学物質は一切使用していないので、安心してご利用いただけます。


製品仕様

分類茎葉散布資材
番号栃木県届出 第856号
適応作物野菜、花き、果樹、緑化樹、芝生
主たる用途茎葉散布、土壌潅注
容量20kg / 2kg
効果茎葉散布:茎葉からの養分吸収促進、生育促進
使用方法 茎葉散布:20~100倍液の周期的散布
土壌灌注:100~200倍液を施用
使用上の注意 (注1)保管期限は有機質のため3ヶ月以内
(注2)希釈した液はその日のうちに使い切る
(注3)容器から空気を抜いて低温庫などの涼しい場所で保管する


原料の海藻

ピカコーは、南方の海で採集される紅藻類イギス目ミリン科に属する3種の乾燥した食用海藻を使用した特殊肥料(栃木県856号)です。
作物の生育のために生理活性物質を破壊しないで十分な効果を発揮するよう調整した、全く安全で無害な資材です。

ピカコーは安全な食品の品質向上資材として認められ、特許「4599607号」を取得しました。
また、その安全性については、財団法人栃木県保健衛生事業団による検査の結果、有害な微生物や物質が全く含まれていないことが証明されています。

原料の海藻は、アジアの赤道帯に分布するサンゴ礁の、清浄な浅い海水域に自生しています。
熱帯のサンゴ礁の海水温は温暖です。
また、清浄な海は透明度が高く、水深の浅い海底には熱帯の強烈な太陽の光が射し込みます。
この海で海藻は盛んに光合成を行い、豊富な同化産物を体内に蓄えています。
弊社が原料としているのは主としてオオキリンサイとキリンサイの2種です。
これらの海藻は乾物当り20~40%の高分子多糖類のカラギナンという成分を体内に含んでいます。
カラギナンは高い粘性があるので増粘剤としてアイスクリーム、ソーセージ、ソース、麺類など様々な食品に利用されています。


土壌改良効果

ピカコーの生きた土作り
液体肥料ピカコーには、微生物の活性化に必要な蛋白質、各種アミノ酸、糖質などが豊富に含まれています。
一方、植物繊維も含まれているので、定期的に土壌中にかん注していると土壌を改良し、作物の根群が発達しやすい土壌構造が生成されます。


生育促進効果

根群の発達
土壌が改良され根域の微生物が豊かになると、健全な縦横に発達して根群が形成され、さらに、根の養分吸収に関わる根域の環境が整えられるために、当然のことながら作物の生育が促進されます。

アミノ酸
ピカコーには多くのアミノ酸が含有されています。
アミノ酸のうちグルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、アラニンなどは植物が容易に吸収します。
それ以外のアミノ酸混合物でもアミノ酸がバランスよく含有されていると吸収が促進されます。
アミノ酸混合物は作物の生育を著しく促進します。

生育調整物質
しかし、ピカコーにはそれ以外にも植物の生育を促進するオーキシン、ジベレリン、サイトカイニン等の生育促進物質が豊富に含まれています。
原料の海藻は海中で刈り取って収穫します。
刈り取り後3カ月で再び収穫できるほど成長の早い植物なのです。
これは、海藻の体内に生育を促進する物質が豊富に含まれている証拠なのです。


葉面散布による生育促進効果

葉面吸収
付着・展開性の高いピカコー液を葉、茎、果実などに散布すると、これらの表皮に付着・展開して薄い膜を形成します。
そして、表皮の細胞の隙間からゆっくりと浸透して細胞に達し、そこからは、根の細胞膜を養分が透過するのと同じ要領で細胞内に取り込まれます。
しかも、根からの吸収より効率的に必要な組織に達し、利用されるのです。

葉面からの吸収の持続性
ピカコーにはとても興味深い性質があります。
水を植物の葉に散布すると直ぐには乾きませんが、ピカコーの溶液は葉面散布すると短時間で乾く性質があります。
この膜は、周囲の湿度が低くなると閉じ込めた水が蒸発して少なくなるため硬化します。
逆に、湿度が高くなると再び吸水して軟化し、表皮の間隙に浸透、利用されるため、吸収の持続性が保持されるのです。


食味品質を向上する効果

農業生産の命題
国民生活の安定化に伴って消費者の食志向は、最近、大きく変わってきました。
食の豊かさ、美味いものの追求が日常的になったのです。
美味いものだけが売れる、美味い店には人が並ぶ、そういう時代になりました。
特に、生鮮野菜や果物には消費者を感動させる美味さが求められます。
美味ければ消費量も、食べる頻度も、飛躍的に増えます。
これまでの日本農業は収量と外観品質を最優先に品質評価をしてきました。
食味はなおざりだったと言っても良いでしょう。
これからの農業生産では食味の優れた安全な農産物を生産することが最優先の命題です。

食味の変化
それぞれの作物の種類によって固有の味があります。
また、品種によっても味には個性があります。
固有の味は栽培環境や栽培管理の仕方によって大きく変わってきます。
特に、影響するのは栽培者による栄養管理です。
例えば、秋から春にかけて販売される「トマト」は、一見美味そうに見えるが食べてみると甘味も酸味ない、つまり味も素っ気もない単なる食卓の添え物だと言われます。
これは、同化産物の合成が少ない時期に、収量を上げるため肥料を与え過ぎるからです。
「いちご」など秋から春にかけて施設栽培する多くの果菜類でも全く同じことが言えます。

旨味を助けるピカコー
液体肥料ピカコーを定期的に土壌かん注及び葉面散布をしていると、作物の同化を補助し、促進するので食味が向上します。
これまでの事例ではトマト、いちご、きゅうり、なす、なし、ぶどう、りんご、さくらんぼ、プラム、ブルーベリー、いちじく、パパイヤ、たんかん、温州みかん、 伊予かん等で甘くて深みのある爽快な食味が得られています。
葉菜類ではキャベツやレタスの甘味向上に、また、ほうれん草や小松菜ではサラダとして生食できる食味の確保に成果を上げてきています。
これらは、一般栽培の作物と差別し、ブランド品として有利に販売されています。


食感を良くする効果

歯触り・舌触り
食感と言うのは、食材を口にしたときの歯ざわり、舌触りです。
いくら食味が優れていても食感が悪いと魅力が薄れてしまいます。「なし」に古い品種の長十郎があります。
食味は良いのですが、石細胞が多いので食感は優れません。
キャベツは噛み締めたときにしっとりとした弾力感があって歯切れが良いと満足のいく食感が得られます。
春キャベツは食感も優れています。

若い充実した細胞
作物の生育が諸般の要因で抑制されると細胞が老化して後形質が集積するため、組織の柔軟性が低下したり、液胞の拡大や液胞内への不純物が増加したりして食感を低下させます。
ピカコーは植物の生育を総合的に助長するので、土壌へのかん注や葉面散布を定期的に行っていると作物の細胞の数の増加、肥大及び充実が図られると共に、生育促進物質の作用によって老化も抑制されます。
このため、ピカコーを作物の栽培に使用すると食感の向上が図られるのです。


鮮度を保持する効果

ポストハーベスト
作物は収穫した時点から時間の経過とともに鮮度が低下します。
鮮度が低下すれば食味や食感も劣化するため、食材としての評価が低下し販売するのが不利になります。
近年、化学的処理や環境のコントロールによる鮮度保持(ポストハーベスト)技術が飛躍的に向上しました。
しかし、未だに未解明の課題も多いのです。

若返り物質
ピカコーには生育を助長する各種の物質が含有されています。これらは成熟細胞の老化を阻み、未熟な細胞の発育を助長します。したがって、収穫した作物をピカコーの溶液に浸漬したり、全株散布をしたりしておくと鮮度が保持されるのです。勿論、収穫後の作物への栄養補給にもなるため、呼吸による消耗をカバーする役割も果たします。

つやだしの効果

さりげない装い・光合成促進
観賞植物の葉や果実はいつも瑞々しく、美しく維持しなくてはなりません。
特に、商品として販売するときには精一杯装ってやる必要があります。
これまでは葉面のつやだしに化学物質のワックスを用いてきました。
しかし、ワックスを塗布すると葉面が人工の植物のように不自然なつや、異様な光沢を帯びてしまうこと、このことによって光が反射するため透過光量も減少し光合成能を低下させる原因にもなるので、ワックスの使用は感心できません。

ピカコーは至極自然の状態で葉面を瑞々しく、美しくします。
丁度、雨に洗われた後の常緑樹の葉の美しさです。
しかも、液体肥料ピカコーで葉がコーティングされると受光態勢が向上し、光合成に必要な日射エネルギー量が増えるため植物の体力の維持にも貢献することになり、一石二鳥の効果が期待できます。
勿論、それが健康な植物に限られるのは至極当然のことです。


液体肥料ピカコーの使い方

◆茎葉散布
50~100倍液を細霧で茎葉の表皮前面に付着するように散布します。
通常5~7日目で微生物分解や離水を起こして皮膜が消滅します。
皮膜が消滅したら再び散布すると効果的です。
露地栽培では降雨によって皮膜が失われるため、降雨後にも散布します。
光合成や、根群の発達を阻害するような栽培環境が続いたときに散布します。
茎葉が台風などで傷ついて生気が失われたようなときには集中的に散布します。

◆土壌潅注
標準的な使い方としては、潅水代わりにこの液を施用します。
100~200倍液を作物の吸収根が分布する全域に施用します。
土壌微生物や酵素の多い土壌では3~4日で高分子多糖類はグルコースまで分解されます。
これを餌にする微生物がアミノ酸などの有機酸類や酵素を産生して、作物の栄養となります。


主要含有成分

成分含有量%
窒素0.13
リンサン0.004
カリ0.14
カルシウム0.014
pH3.7

【栄養組織】
成分g/100g
水分19.98
タンパク質6.04
脂質0.08
灰分39.25
糖質29.51
繊維5.14

【含有するミネラル】
成分mg/100g
カルシウム8.010
ナトリウム3.030
リン82.8
40.6

【含有するアミノ酸類】
成分含有率%
アルギニン0.37
リジン0.19
ヒスチジン0.03
フェニルアラニン0.28
チロシン0.08
ロイシン0.45
イソロイシン0.28
メチオニン0.11
バリン0.37
アラニン0.37
グリシン0.31
ブロリン0.28
グルタミン酸0.62
セリン0.32
スレオニン0.31
アスパラギン酸0.66
シスチン0.14
(風乾物あたりの含有率%)